舌下免疫療法
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法はアレルギー発生の原因物質を少しずつ身体に取り入れ、少しずつ身体に慣らしていく治療法です。舌下に投与する減感作療法薬であり、従来の皮下注射と比べ、注射による痛みもなく、自宅で治療ができるのが特徴です。
舌下免疫療法の注意点
① アレルギー症状を軽減したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
※完治3割、症状軽減5割、変化無し2割
② 治療前に、症状がアレルゲンによるものかの確定診断が必要です。
③ 6月頃から、遅くとも11月には治療を開始します。花粉飛散期に治療を開始することはできません。
④ スギ花粉そのものを舌下(舌の裏側)に投与することから、まれに重篤な症状が出現する可能性があります。
⑤ 治療は長期間(3〜5年)かかります。毎日の自宅での服用が必要です。
⑥ 平成27年秋までは2週間ごとの受診が必要です。その後は4週間ごとの受診となります。
※詳しくは鳥居製薬のホームページをよくお読みになり、ご検討ください。
服用手順
大きく口を開け、舌の下に一度に薬液を滴下します。
※薬品は添加物として濃グリセリンを使用しているため、患者さんによっては服用時にピリピリ感を感じることがあります。
舌の下に薬液を入れたまま2分間保持した後にのみこんでください。