頭痛専門外来

頭痛専門外来

 

当クリニックでは、片頭痛の患者さまのために
「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」を採用しています。

 

1.CGRP関連片頭痛予防薬とは?

当クリニックでは、片頭痛の予防治療として「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」の3種類の注射薬を採用しています。

これらはいずれも、片頭痛の発症に深く関わる「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」またはその受容体の働きを抑えることで、片頭痛の回数や痛みを軽減する予防薬です。従来の片頭痛予防薬と比較して高い有効性が期待されており、多くの患者様で頭痛日数や頭痛の程度の改善が認められています。

当クリニックには、様々な頭痛の悩みを持った方が毎日来院されています。一人ひとりの頭痛のタイプや生活スタイル、ご希望に合わせて最適な治療をご提案し、「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」の中から患者様に適した治療薬を選択しています。

2.各薬剤について

エムガルティ(一般名:ガルカネズマブ)

エムガルティは、CGRPそのものに結合して働きを抑えることで片頭痛を予防する注射薬です。初回のみ2本(240mg)を投与し、その後は4週間ごとに1本(120mg)を注射します。効果の発現が比較的早いことが特徴です。

アジョビ(一般名:フレマネズマブ)

アジョビもCGRPそのものに作用する片頭痛予防薬です。4週間ごとに1本(225mg)投与する方法と、12週間ごとに3本(675mg)をまとめて投与する方法の2種類から選択できます。通院回数を少なくしたい方にも適した治療法です。

アイモビーグ(一般名:エレヌマブ)

アイモビーグは、CGRPそのものではなく「CGRP受容体」をブロックすることで片頭痛を予防する国内初の薬剤です。通常は4週間ごとに1本(70mg)を投与します。患者様の症状によっては140mgを使用する場合もあります。

3.これらの薬剤の使用について

エムガルティ、アジョビ、アイモビーグは、片頭痛の方であればどなたでも使用できる注射薬ではありません。最適使用推進ガイドラインに沿って、以下の条件を満たす患者様が対象となります。

  • 医師に片頭痛と診断されていること
  • 過去3か月間の平均で、1か月あたり4日以上の片頭痛があること
  • 従来の片頭痛予防薬の効果が不十分、または副作用などにより内服の継続が困難な方

※従来の予防薬には、プロプラノロール塩酸塩、バルプロ酸ナトリウム、ロメリジン塩酸塩などがあります。

※これまで他院で片頭痛治療を受けられていた方は、治療経過や使用薬剤が分かるもの(診療情報提供書、お薬手帳など)を必ずご持参ください。

※自己注射でも院内注射でも患者様のご希望に合わせて選択が可能です。自己注射が苦手な方はご相談ください。

※片頭痛の自己判断のみでは使用できません。また、発作回数が少ない場合や、これまで予防薬による治療を十分に行っていない場合には適応とならないことがあります。

4.どの薬剤を選べばよいですか?

それぞれの薬剤には作用する部位や投与方法に違いがありますが、いずれも高い片頭痛予防効果が期待できます。

当クリニックでは、頭痛の頻度や症状、これまでの治療歴、通院状況、ご希望などを総合的に判断し、患者様一人ひとりに最適な薬剤をご提案いたします。

片頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

院長は日本頭痛学会の全国評議委員を委任され、県下有数の同学会の頭痛専門医です。
脳腫瘍やクモ膜下出血などの二次性頭痛の診断、片頭痛などの慢性(一次性)頭痛の治療を行っています。
片頭痛・群発頭痛の治療として飯田市で唯一イミグラン自己注射をおこなっているクリニックです。
単に投薬では終わらない、コミュニケーション豊かな生活指導が当クリニックの自慢です。
日本東洋医学会認定の漢方専門医である院長は頭痛診療に積極的に東洋医学を応用しています。
日本ペインクリニック学会認定のペインクリニック専門医である院長は後頭神経痛や三叉神経痛に対して神経ブロックや鎮痛薬補助薬を扱っています。