2015年08月24日

平成27年度 インフルエンザワクチン製造株のお知らせ

平成27年のインフルエンザワクチン製造株が決定しました。今年度よりに日本でも4価ワクチン(A型2種類、B型2種類の合計4種類)が製造されます。B型インフルエンザウイルスの抗原を1種類→2種類に増やすことで、より幅広く流行株をカバーすることが可能になりました。

当クリニックでは、今年も10月よりインフルエンザ予防接種を予定しております。詳細につきましては今後ホームページ等でお知らせいたしますので、ご確認ください。

図13

4価ワクチンの導入理由

近年、インフルエンザの流行は、A(H1N1)pdm09およびA(H3N2)に加えてB型である山形系統とビクトリア系統の混合流行が続いており、WHOも2013年シーズン(南半球向け)から4価ワクチン向けにB型2系統からそれぞれワクチン株を推奨している。また、米国においては2013/14シーズンから4価ワクチンが製造承認され、世界の動向は4価ワクチンへと移行してきている。
このことから、わが国においても4価ワクチン導入の是非を検討し(インフルエンザワクチン株選定のための検討会議)、2015-16シーズンよりA/H1N1pdm09、A/H3N2、に加えてB/山形系統およびB/ビクトリア系統の4価ワクチンとした。
【第10回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産流通部会より】